今まで年末調整だけで事が済んでたサラリーマンからすると確定申告と聞いただけでなんだか難しく聞こえるかもしれませんが、必要なものを準備してあとは作成の手順通りに入力していくだけの単純な事務作業です。
そこで今回は確定申告に必要なもの、事前に準備しておくものを紹介します。
・確定申告をやったことがなくて何が必要かよく分かってない人
・どうやって申告書を作成するのかよく分かってない人
副業(事業所得)が20万円以下の人は確定申告をする必要はありませんが、経費が収入を上回ってしまい赤字だった人は還付金が受け取れる可能性があります。
該当するかもって人はこちらの記事を参考にしてください↓↓
それでは必要な書類についてふれていきます。
確定申告に必要なもの
源泉徴収票
「副業ブロガー」と名乗る以上本業があると思いますが、勤務先から前年の最後の給料と一緒にもらう「源泉徴収票」が必要になります。前年の給与の支払額や所得税の金額が分かる重要な書類です。
万が一紛失してしまった場合は勤務先に再発行を依頼しましょう。発行に時間がかかる可能性もありますので前もって連絡しておくのがベターです。
個人事業主等で『支払調書』を受け取っている人はそれを準備しましょう。
帳簿
✔︎白色申告者の人は『収支内訳書』
✔︎青色申告者の人は『青色申告決算書』
が必要になります。
この帳簿の作成が作業量が多く厄介な作業となります。帳簿の記帳は義務なので常日頃からつけておきましょう
収支内訳書とは
白色申告による申告を行う際に必要な書類で1月1日~12月31日まで収入と支出の内訳、また最終的な利益や損失を記載する書類です。
領収書や請求書を元に売り上げがいくらで経費がどれくらいかかったかを計算する作業です。確定申告前に一気に一年分やろうと思うと大変なので常日頃から帳簿に記帳するようにしましょう。
白色だと申告がかんたんなイメージがあるかもしれませんが白色であっても帳簿は作成しなければならず記帳は事業者の義務ですので怠らず日々やりましょう。
領収書や請求書などは保管しておく必要があります。保管期間は7年ですので収支内訳書を作ったからといって捨ててしまったりしないよう注意してください。
青色申告決算書とは
青色申告決算書とは収支内訳書と同様に収入と支出の内訳などを記載する書類です。収支内訳書との違いは収支内訳書は2枚で構成された明細書であるのに対し、青色申告決算書は、
①損益計算書
②③損益の内訳
④貸借対照表
の4枚で構成されています。
青色申告は簡易簿記・複式簿記と2種類の記帳方法があり、
簡易帳簿の場合は、青色申告 特別控除が最高10万円、
複式帳簿の場合は、青色申告 特別控除が最高65万円となっています。
白色申告と青色申告の違い
白色申告と青色申告の違いは控除の金額で青色申告の方が大きく控除を受けることができます。ただし青色申告をする場合は事前に「所得税の青色申告承認申請書」を提出しておく必要があります。
ちなみに記帳するタイミングはポイントを得た時ではなくポイントを現金や電子マネー等に交換した時だよ。
FXの場合も利益は「雑所得」としての計上だよ。ただしFXの利益の場合は「申告分離課税」になるので他の所得とは別で計算するんだ。
またFXは損益通算ができるので損失が出ている場合も忘れず計上するようにしよう。
控除の証明書
各種控除を受ける人は証明書を準備しましょう。
社会保険料控除
「国民年金」や「国民健康保険」に加入している人は社会保険料控除の申請をすることができます。
医療費控除
1年間に生計を1つにしている家族の医療費の合算が10万円を超える場合は医療費控除を受けることができます。これは単純に病院に支払った金額だけでなく病院に通う交通費なども含みます。
医療費は国税庁ホームページの「医療費集計フォーム」というExcelのテンプレートで集計することができ、「医療費控除の明細書」を作成、そのまま提出することができます。
生命保険料控除
生命保険や医療保険に加入している人で年末調整の時に控除申請をしていない人は生命保険料の控除申請をすることができます。
住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)
家を建てたり、新しく購入した時に住宅ローンを利用した人は住宅ローン控除を申請することができます。
寄附金控除
ふるさと納税をしている人でワンストップ特例の申請をしていない人は寄付金控除を受けることができます。
各自治体から送られてきた寄付金受領証明書を用意しましょう。
小規模企業共済等掛金控除
iDeCo(確定拠出年金)や小規模企業共済に加入していて年末調整時に小規模企業共済等掛金控除を受けてない人は控除の申請をすることができます。
地震保険料控除
地震保険に加入していて保険料や掛金を支払っていて年末調整の時に地震保険料控除を受けてない人は控除の申請をすることができます。
雑損控除
雑損控除は、災害や盗難などで資産に損害を受けた人が受けることのできる控除です。申請するには損害の金額を計算しておく必要があります。
その他必要なもの
✔︎印鑑
✔︎銀行口座
✔︎マイナンバーカード
✔︎ICカードリーダー(e-Taxの場合)
確定申告を作成してみよう
必要なものが準備できたら確定申告を作成しましょう。
2020年の確定申告は2020年2月17日(月)から3月16日(月)です。
確定申告の書類は国税庁のホームページから作成することができます。
おすすめツール
確定申告が初めてで、簿記とか苦手で「勘定科目ってなに?」って感じで、ぶっちゃけ帳簿とかつけてないよって人はやよいのクラウド申告ソフトがおすすめです。
やよいの申告ソフトを使うと
✅銀行・クレジットカードの取引データを自動で読み込み、自動で仕分けしてくれるの手入力の手間が省ける!
✅レシートや領収書をスマホアプリで撮影すると読み込んで自動仕分けしてくれるので入力や仕分けの必要ナシ!
✔︎白色申告オンラインは全ての機能がずーっと無料で使えます。
✔︎青色申告オンラインは最初の1年間は無料で使えます。
おすすめ本
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確定申告が初めての人には分かりやすいですし値段も安いのでおすすめです。
ちなみに「やよいの白色申告オンライン」に対応してるので白色申告オンラインを利用する人にはいい攻略本になります。
まとめ
確定申告に必要となるものを紹介しました。
確定申告は分かりにくく面倒な作業ですが、納税は国民の義務です。
サラリーマンの副業と言えど事業所得がある以上、個人事業主ですので正確に行いましょう。
いい加減な申告をすると税務調査が入る可能性もありますので注意してくださいね。
やよいの会計ソフトならより正確により簡単に申告書類が作成できます。
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