広告運用は大企業も行なっている営業戦略の1つです。
収益化がかなり困難なブログでも広告をうまく運用すれば収益を大きく伸ばすことができます。
もしかしたら広告運用でブログ収益を伸ばせるっていうイメージを持っている人は少ないかもしれません。
なぜならブロガー界のインフルエンサー的な方達はSEOに真っ向勝負しているので広告運用をして収益を伸ばす方法を発信していないからです。
(集客方法としては発信していますが)
しかし、前回の記事でも紹介したように広告をうまく活用すればブログ収益を20倍、30倍と伸ばすことができます。
この記事ではブログ界ではまだまだ成功例の少ないGoogle広告(リスティング広告)運用の始め方を画像付きで解説していきます。
IGさんのこちらの記事、その道のエキスパートでもある私からすると、素晴らしいの一言😃
普通Google広告をやる場合、3ヶ月間みっちり学習しないとスタートできません😭
これを見事に1記事で書き切っちゃう、かつわかりやすく書けるのはさすがIGさんですね🙂見たほうがいい🤔 https://t.co/OWR9XjkjYb
— シェバ|海外ビーチ好きブロガー (@shev_resort) March 23, 2021
目次
Google広告のアカウントを開設
Google広告の運用を開始するためにまずはGoogle広告のアカウントを開設しましょう。
まずはGoogle広告にアクセスします。
新しいGoogle広告アカウントをクリックするとすぐにキャンペーンの作成画面に入ります。
が、ここで作るキャンペーンはすぐに停止すればいいので仮のつもりで細かいことは気にせずにやりましょう。※後から作るキャンペーンの方がやりやすいです。
・サイトの名前やブログURLを入力
上記の初期設定を行うと広告作成画面が出ます。
いきなり広告の作成画面が出て少し焦るかもしれません。
繰り返しになりますが仮のキャンペーンなので考えこまず気軽にやりましょう。
・広告の予算
・支払い情報
・お客様情報
※支払い方法の請求先の国とタイムゾーンは後から変更できないので「日本」と「東京」になっているか確認しましょう。
上記を入力して、最後に利用規約を読み同意にチェックして送信すればアカウントの開設は完了です。
Google広告運用開始までのステップ
アカウントが作成できたらいよいよ広告を作成していきます。
先程のアカウント開設時に作ったキャンペーンを編集して使うこともできますがここでは1からまた解説していきます。
キャンペーンを新規で作成する場合、アカウント作成時のキャンペーンを「一時停止」か「削除」しておきましょう。
Google広告の作成は以下の4ステップです。
- キャンペーンの作成
- 広告グループの作成
- 広告のキーワード作成
- 広告のコピーライティング作成
構成的にはキャンペーンの中に広告グループがあり、広告グループの中に広告が存在する感じです。
パソコンのフォルダのように捉えてもらうと分かりやすいと思います。
Google広告の始め方①キャンペーンの作成
キャンペーンではそのキャンペーンの目標や予算、どんな人に向けて配信するかを設定します。
ボタンをクリックして新しいキャンペーンを作成しましょう。
キャンペーンの目標を選択
達成したい目標を選択します。
ブロガーの場合は『販売促進』にしましょう。
目標を選択せずにキャンペーンを作成することもできますが、目標を指定した方が設定が簡単です。
キャンペーンのタイプを選択
いろんなキャンペーンのタイプがありますがここは『検索』でOKです。
目標の達成方法を選択
ブロガーさんは目標の達成方法を『ウェブサイトへのアクセス』にしましょう。
「お店やサービスのウェブサイト」は入力しなくても問題ありません。
コンバージョンの設定
コンバージョンの設定をするとクリックされた広告がコンバージョンにつながったかどうかを測定することができます。
『トラッキングコードを自分でインストールする』をクリックすると「グローバルサイトタグ」と「イベントスニペット」のコードが表示されるのでコピーしてHTMLタグに設置しましょう。
トラッキングコートの設定は後からでもできますし、設定しなくても広告は稼働するのでとりあえず広告を開始したいという人はスルーしても大丈夫です。
全般設定
全般設定ではキャンペーン名を入力します。
ネットワークの設定ではディスプレイネットワークのチェックを外しておきましょう。
ターゲティングとオーディエンス
地域は日本で言語も日本を選択します。
オーディエンスの設定でターゲット層を絞ることもできますが、検索広告ではオーディエンスの設定は不要です。
なぜなら検索広告では悩みが明確なユーザーがピンポイントでキーワード検索をかけてきた人に向けて配信できるからです。
予算と入札単価
予算
予算の項目には1日あたりにかけられる広告費の予算を入力します。
広告費用は日によって予算を上回ったり下回ったりしますが1ヶ月の広告費が予算を超えることはありません。
例えば日予算を1,000円にした場合、30日の月であれば月予算は30,000円となり、月トータルの広告費が30,001円以上になることはありません。
単価設定
単価設定ではまず重視する要素を選択します。
- コンバージョン
- コンバージョン値
- クリック数
- インプレッションシェア
コンバージョン数が最大化するよう単価を調整します。
コンバージョンによって価値の違いがある場合、価値の高いコンバージョンを重点的におくなど費用対効果を重視した単価の調整をします。
クリック数を重視して単価の調整をします。
広告を掲載させたい場所に表示する頻度を重視して単価の調整をします。
クリック数の場合、「上限クリック単価による入札の上限を設定」をクリックすると入札単価の上限を設定することができます。
広告表示オプション
広告表示オプションを設定します。
サイトリンク表示オプションとはサイトの中の特定のページを表示し、直接誘導するオプションです。
設定することで広告ランクが上がり、CPC(クリック単価)が下がり、CTR(クリック率)が上がるメリットがあります。
メイン広告をサイトのTOPページに設定する広告や比較記事などで効果を発揮します。
広告が直接誘導したいページのみの場合は無視して大丈夫です。
Google広告の始め方②広告グループの設定
続いて広告グループの設定です。
キーワードごとに広告を変えたい場合は別グループで管理します。
グループ名の入力
はじめに広告グループ名を入力します。
キーワードの入力
続いてキーワードの入力です。
キーワードを入力する際に関連するWEBサイトのURLや商品・サービス名を入力してボタンを押すとキーワードを自動で取得してくれます。
自分で考えて1から入力したい場合は必ずしもキーワードを取得する必要はありません。
キーワードを” “で囲むとフレーズ一致
キーワードを[ ]で囲むと完全一致となります。
(例)
完全一致は字の如く、完全に一致してないと表示されません。
フレーズ一致 → 部分一致の順で条件がゆるくなり関連するキーワードを拾いやすくなります。
表示回数が増えればクリックされるチャンスも増えますが、検索意図の違うユーザーに表示してもクリックされにくいという欠点もあります。
実際に運用してみるとキーワード毎にクリック数やクリック率を確認することができます。費用対効果を最大化できるようにこれを見ながらキーワードを改善していきましょう。
Google広告の始め方③広告の作成
最後に広告を作成します。
最終ページURL
最終URLにはユーザーがあなたの広告をクリックした際に飛ぶページ(あなたが広告を介してユーザーを誘導したいページ)のURLを入力します。
広告見出し
広告見出しはブログでいうところのタイトルと同じで検索結果画面に表示される文章です。
広告見出しは全角15文字以内で構成し、3〜15個作ります。
実際に見出しを作成すると分かりますが、見出しを入力するとプレビュー画面で見出しの並び順が勝手に入れ替わります。
と、いう人は見出しの右にあるピンをクリックすることで見出しをロック(固定)することができます。
説明文
見出しが完成したら次に説明文を作成します。
全角45文字以内で2〜4個の説明文を作成します。
1つのグループ内に複数の広告を作ることができます。
つまりキーワードは同じでも見出しや説明文を変えて広告を出すことが可能です。
これによりどちらの広告の方がクリック率が高いか、などABテストをすることができます。
作成した広告の確認
最後にキャンペーン公開の可否を聞かれます。
ここでボタンをクリックするとあなたの作成した広告が公開されます。
この画像はイメージですがこんな感じで表示されます。(最終確認の画面ではプレビューは出ません)
広告が完成すると「クリックすると本当に自分の誘導したいページに飛ぶのかな?」とついクリックしたくなりますが普通のクリックと見なされ課金されるので辞めておきましょう。
広告がクリックされた時に自分が指定したページに飛んでいるかどうかはGoogleアナリティクスで確認することができます。
Google広告運用のポイント
収益を倍増させる可能性を秘める広告運用ですが、成果が出ようと出まいと広告費(費用)は確実に発生します。
広告費が自サイトの収益を上回ってしまうと赤字となってしまいますので注意しましょう。
赤字にしないために
- クリック単価を少しずつ上げる
- キーワードを入れすぎない
- 誘導するページ(キラーページ)のCVRを高める
- 費用対効果を上げるためにPDCAをまわす
クリック単価を少しずつ上げる
クリック単価の上限を徐々にあげていくのも1つの手です。
クリック単価の上限が低いと表示されにくくクリックもされにくいですが、クリックされないということは費用も発生しません。
徐々にクリック単価の上限を上げていくことでいずれクリックされますが、そのラインが最低クリック単価となります。
最低クリック単価を上限とした運用で満足のいく結果が得られるかはさておき、費用を最小限に抑えることで高額(無駄)な広告費を払わないようにします。
Google広告のキーワードプランナーを使うと過去にそのキーワードで上部に表示した中での低い単価が表示されますので一応参考にしてみてください。
キーワードを入れすぎない
広告の運用を開始するとGoogle先生から「こんなキーワードを追加するとクリック数が増えますよ」と新しいキーワードの追加を提案されますが、
闇雲にキーワードを増やすと狙ったターゲット以外の来訪が増え、結果CVRが下がり、無駄な広告費を払うことになりかねません。
誘導するページ(キラーページ)のCVRを高める
せっかく広告費を払い、ユーザーに来訪してもらっても魅力的な記事でなければCVはされません。
広告の運用とは少し論点が違いますが、キラーページの質を高めましょう。
もしくはCVRが高い自信のある記事に誘導する広告を作成しましょう。
費用対効果を上げるためにPDCAをまわす
広告運用では結果を全てデータで得ることができます。
・クリック率の低いキーワード
・クリック単価の高いキーワード
などをチェックしながら費用対効果を上げていきましょう。
広告を2つ以上用意してABテストを行うのも有効です。
ユーザーの反応を見ながらセールスライティングも見直していきましょう。
Google広告の始め方まとめ
<キャンペーン> ・広告の目標 ・広告のタイプ ・広告の予算など
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Google広告を始めるまでに必要なのはたったの3ステップです。
なんとなくハードルが高く感じるかもしれませんがやってみると意外とかんたんです。
繰り返しになりますが、設定は後から変更できるのではじめから細かい設定にこだわる必要はありません。
またオプション含め、設定せずとも運用開始できる項目もありますので分からなかったらスルーしてみて下さい。
入力必須項目はGoogle先生に赤字で注意してもらえます。
お金がかかると思うと腰が重くなるかもしれませんが、とりあえずやってみようの精神で立ち向かうのが大切かなと個人的には思います。
この記事が少しでもGoogle広告運用を始める手助けとなり、少しでも読者の方の収益アップに繋がれば幸いです
最後まで読んで頂き、ありがとうございました
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